落書きアプリ「Rakugaky」に新機能を追加してアプリ申請を行ったら、Guideline 5.1.1のリジェクトをくらってしまいました。今回はこの対処法についてまとめていきたいと思います。
Guideline 5.1.1 - Legal - Privacy - Data Collection and Storageのリジェクト
Appleからのリジェクト内容は以下でした。
Guideline 5.1.1 - Legal - Privacy - Data Collection and Storage
We noticed that your app requests the user’s consent to access their camera but does not clarify the use of this feature in the permission modal alert.
Next Steps
To resolve this issue, please revise the permission modal alert to specify why the app is requesting access to the user's camera.
The permission request alert should specify how your app will use this feature to help users understand why your app is requesting access to their personal data.
そして以下のスクリーンショットも添付されてました。
Google翻訳すると、
ガイドライン5.1.1 - 法律 - プライバシー - データの収集と保管
あなたのアプリはユーザーのカメラへのアクセスに同意することを要求していますが、許可モーダルアラートでこの機能の使用を明確にしていません。次のステップ
この問題を解決するには、許可モーダルアラートを修正して、アプリがユーザーのカメラへのアクセスをリクエストしている理由を指定してください。
許可リクエストアラートでは、この機能を使用してアプリが個人情報へのアクセスを要求している理由をユーザーが理解できるようにする方法を指定する必要があります。
要は、ユーザーにカメラのアクセス許可をリクエストしているのに、アクセスする理由を述べていないということが理由のようです。
今回のアップデートでは、カメラ周りの修正は行っていないので、
「じゃあなんで前の申請では通ったんだよ」とツッコミたくなりましたが、
アプリ審査のレギュレーションも定期的に変わっているし、アプリの審査担当も同じ人ではないということもあり、リジェクトは仕方がないですね。
前のなぜリジェクトされたのかわからないようなGuideline2.1のリジェクトよりは100倍マシです(今回は実際に指摘された内容も具体的だし納得するものだったから)
Guideline 5.1.1 - Legal - Privacy - Data Collection and Storageのリジェクト対策
このリジェクト内容への対策としては、
「アクセス許可を求めている機能の使用理由を明確にする」っていうことだと思います。
なので、カメラへのアクセス許可を求める際の文言を、「撮影した写真をアプリで加工するためにカメラへのアクセス許可をお願いします」という文言に変更して再申請しました。
Xcodeでの具体的な変更箇所は、「Info.plist」の「Privacy - Camera Usage Description」(NSCameraUsageDescription)の項目です。
Appleさんが前よりも優しくなった気がした
前のAppleデベロッパーアカウント停止事件から、Appleさんと仲良くできるよう、丁重に接する事を意識するようになりました。
今回のリジェクトを受けて、
「審査ありがとう。リジェクト内容について理解しました。後ほど修正版をアップロードします。」
というメッセージを問題解決センターで送信したところ、
30分後くらいに以下のようなメッセージが返ってきました。
Hello,
Thank you for your response.
We look forward to reviewing your resubmitted app.
Best regards,
App Store Review
「再送信されたアプリの審査をお待ちしております。」とのこと。
Appleさんめっちゃ優しいじゃん!
返信が返ってくると思っていなかったので、返ってきたことにびっくりしました。
しかもメッセージ送信した30分後という驚きのスピード。
惚れてまうやろ!!
Guideline2.1のリジェクトといい、最近のAppleさんは前より優しくなったような気がします。
アプリをちゃんと見てもらうためには、アプリ審査関連のやり取りでも真面目にアプリを作ってますよって事を理解してもらうことも大事なのかなと感じました。
前にGuideline 5.1.1 で同じ内容のリジェクトをくらっていた
この記事を書いてから気づいたのですが、
前に違うアプリでGuideline 5.1.1で同じリジェクトをくらってました。
(どうりで見覚えのある気がしたわけだ)
リジェクトされると結構萎えますが、解決方法や対処法がわかるとスッキリしますね。
関連:
日記アプリがリジェクトされました。。「Guideline 2.1 - Information Needed」 - テクノモンキーのアプリ開発日記
日記アプリが再びリジェクト・・・「Guideline 2.3.3 - Performance - Accurate Metadata」 - テクノモンキーのアプリ開発日記