AppSeedのアプリ開発ブログ

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Macで内部音声だけを収録する方法

Macの内部音声だけを収録したい場面があったのですが、やり方がわからなかったので今後の為に調べて試した結果をまとめておきたいと思います。

やりたいこととしては以下

Macで再生した音楽や効果音を収録したい

・収録した音をMP3ファイルにしたい

試した環境は以下です。

iMacmac OS Catalina 10.15.7)

 

Macで内部音声を収録する方法

使うものとしては以下です。

QuickTime Player(Macの標準アプリケーション)

Background Music

 

Macの標準アプリケーション「QuickTimePlayer」は、画面収録などの機能があるアプリです。「Background Music」は、Mac内のアプリごとの音量を調節できるアプリです。

こちらは標準アプリではないのでアプリをインストールする必要があります。

 

1.QuickTimeで画面収録を行う

Macで内部音声だけを収録する方法

まず、QuickTime Playerで画面収録を行います。普通の画面収録の方法とほとんど変わりませんが、一点だけ設定を変更します。

Macで内部音声だけを収録する方法

「QuickTimePlayer」の「オプション」に含まれる「マイク」の項目を、先ほどインストールした「Background Music」に変更します。*Background Music(UI Sounds)ではなく、(UI Sounds)がついていない「Background Music」を選ぶ。

収録が終わったら、画面内部の音声がちゃんと再生されるかチェックします。

 

2.動画を音声ファイルに変換する

画面収録で動画ファイルが生成されたら、次に動画ファイルを音楽ファイルに変換します。変換はMacの機能だけでできます。

収録した動画ファイルを右クリックして、「選択したビデオファイルをエンコード」を選択します。

Macで内部音声だけを収録する方法

次に、設定を「オーディオのみ」に変更して「続ける」を選択します。

Macで内部音声だけを収録する方法

エンコードを行うと、movファイルをm4aに変換できました。

Macで内部音声だけを収録する方法

一応、これで音声ファイルを作成できました。

 

3.m4aをmp3ファイルに変換する

m4aファイルだとUnityではサポートしていない形式なので、m4aファイルをmp3に変換してみました。

mp3に変換するのはMaciTunesアプリでできます。

Macで内部音声だけを収録する方法

iTunesアプリを開いて、「ファイル」→「読み込み設定」を選択します。

Macで内部音声だけを収録する方法

次に、「読み込み方法」を「MP3エンコーダ」に変更します。

Macで内部音声だけを収録する方法

ここまで設定したら、「iTunes」アプリに先ほどのm4aファイルを読み込ませて、

曲を選択した状態で「変換」→「MP3バージョンを作成」を押します。

Macで内部音声だけを収録する方法

以上の手順でm4aファイルをmp3ファイルに変換できました。

Macで内部音声だけを収録する方法

結構手順が多いですが、この方法であればMacで内部音声を収録できそうです。

 

参考

Macの「ミュージック」でミュージックファイルのフォーマットを変換する - Apple サポート

オーディオファイル - Unity マニュアル

Mac で動画ファイルから MP3 に変換する方法 | Macの使い方