過去にリリースした作品の続編アプリを新たにApp Storeに提出したところ、Guideline 4.3 - Design - Spamに抵触したとしてリジェクトされてしまいました。そこから約10日間にわたり、複数回の修正とやり取りを経て、ようやく審査を通過したので、今後の自分や同様のケースに悩む方の参考になればと思い、対応の記録を残しておきます。
❌ リジェクト1回目(Guideline 4.3 - Design - Spam)
Appleの指摘内容:
アプリが既存の自社アプリと類似しすぎており、スパムに該当する可能性があるとのこと。
対応内容:
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アプリは続編であり、オリジナリティのある新作であることを説明。
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スパムアプリではない認識であると伝えた。
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類似と判断された具体的な理由について問い合わせ。
❌ リジェクト2回目(同様の指摘/質問には未回答)
対応内容:
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アプリアイコンを変更
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タイトル画面を変更
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続編であるが、新しいシステムに刷新されており、既存アプリには統合できない旨を説明。
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指摘された内容には誠意を持って対応する意思を再度伝達。
⏳ 1日経っても返信・再審査が行われず…
再申請前に追加対応:
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アプリアイコンの再変更
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スクリーンショットの刷新
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タイトル画面UIの調整
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ステージ選択画面の画像変更
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ゲーム画面のUIデザイン変更
Appleへの伝達:
✅ 審査通過!
これらの対応を行った結果、無事に審査を通過することができました。
📌 経験から学んだこと
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「オリジナリティの説明」だけでは不十分。
見た目・UI・スクリーンショットなど、**「視覚的な違い」**でしっかりと差別化を図る必要がある。 -
Apple審査チームには、
「ガイドラインと品質基準を理解・尊重している」
「誠意を持って対応しようとしている」
という姿勢を伝えることが極めて重要。 -
「同じようなアプリを量産しているように見えること」がNGであり、続編であっても「違う内容であることが一目でわかること」が必須。
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Guideline 4.3はキーワードやタイトルより、UI・アイコン・スクリーンショットといった外見に重点が置かれている印象。
実際、今回キーワードやタイトルなどにはほとんど手を加えずに通過できた。 -
結局のところ、Appleのレビューチームに「この開発者は信頼できる・真摯に対応してくれる」と思ってもらえるようなやり取りを心がけることが成功への近道だと感じた。
✍️ 最後に
続編アプリの審査は、ときに難航することもありますが、「しっかり違う」「誠意を持ってる」「信頼できる」という3つを、言葉と見た目の両方で伝えることが重要だと痛感しました。同じようにGuideline 4.3で悩む開発者の方の参考になれば幸いです。
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