AppSeedのアプリ開発ブログ

アプリ開発会社AppSeed(アップシード)開発担当のブログです。iOS、Android、Unity、Cocos2d-xなどアプリ開発関連のTipsや備忘録、アプリ開発に役立つ情報を発信します。

【iOS】縦画面固定アプリがiPadで回転してしまう場合にチェックすべき点

iOSアプリのユーザーさんから、「アプリの起動中に画面が回転して表示がおかしくなってしまう」という報告を受けました。

調査したところ、手持ちのiPhoneでは再現できず、iPadで再現できました。

(報告をしてくれたユーザーもiPadユーザー)
調査の結果、対処できたので、今後のためにメモとして残しておきたいと思います。

 

iOS】縦画面アプリがiPadで回転してしまう場合にチェックすべき点

1.Device Orientation

 

【iOS】縦画面アプリがiPadで回転してしまう場合にチェックすべき点

まず最初にチェックすべ気は、Xcodeプロジェクトの「Deployment Info」の「Device Orientation」の項目です。縦画面固定アプリの場合、おおよそ「Portrait」のみもしくは「Portrait」と「Upside Down」にチェックがついている状態かと思います。

何らかの操作ミスで別の場所にチェックが入っている可能性もあるので、念のためチェックします。

1.Info.plist

【iOS】縦画面固定アプリがiPadで回転してしまう場合にチェックすべき点

次にチェックすべきなのが、Info.plistの「Supported interface orientations」の項目です。iPad対応のアプリの場合、「Supported interface orientations(iPad)」もあるので、この2つの項目が「Device Orientation」の値と同じになっているかチェックします。

 

僕のアプリの場合、この「Supported interface orientations(iPad)」の値が「Portrait」以外に「Landscape」も混じっていたためiPadで画面回転してしまう現象が発生したようです。

「Deployment Info」の「Device Orientation」の項目では「Portrait」になっていても、Info.plistの「Supported interface orientations(iPad)」の値は違う値になっている場合があるので、もし縦画面固定アプリでiPadで回転してしまう場合は上記の2点をチェックした方がよさそうです。